おとといご紹介したインタビュー記事 Q&A:Rufus Sewell の訳を。
前置きなし、いきなり質問で始まっています。 もしシェイクスピアのハムレットを演じるとしたら、誰もが原作を読むとかほかの演出でキャラクターを演じたものを見ると考えるでしょう。 アウレリオ・ゼンを演じるにあたって、マイケル・ディブディンの小説に手に取りましたか? ええ。ほかのとき同様、シェイクスピアを演じるのもそうだし、もしリアルなキャラクターを演じようとしているのならそうしますよ。私が考える限りでは、よりよく知るべきだし、事実や旧作にあたってみるときやなぜとかどんな目的でということを志郎とする自分の知性を信じるべきだと思います。私は時間が許す限り、たくさんの小説を読むようにしていますよ。だって、無視するよりは使ったほうがいいことがどこにでもあるとすれば、それを見つけたいから。私は無知ゆえに何かを失うということはしたくないんです。 アウレリオ・ゼンで、あなたは演じましたか? 原作を読んで、キャスティングの上ではっきりとしている点がいくつかあった。まず、彼は私ではないということ。彼はかなり年上です。もし私が純性主義者だったら、私を役から降ろすでしょうね。それでも彼らは私に役を当てた。なぜ私を?そこには加えるべき変更箇所がいくつかあると考えなければなりません。一部の人たちには腹を立てさせることになるでしょうが、喜ばせるためであって、ただ怒らせるためであってはならないのです。 イアン・フレミングのジェームズ・ボンドのオーディオブックを録音していますね。キャラクターとして、本と映画ではギャップがありますか? ボンドは、彼の流儀では、本の中ではまったく奇想天外で・・・スフレについてのえらく長い対話に脱線していったりするように。もし本のバージョンが人々に贈られたら、、自分たちの知っている映画のボンドへの愛情を曇らされたと思うでしょうね。つまり、基本的に、最初にどっちを見るかということですよ。 ゼンのようなイタリアの警察スリラーものは、たとえばアメリカやイギリスの警察シリーズと違っていますか? マイケル・ディブディンのキャラクターの中では、彼がイタリア人であるとしても、ゼンはローマやイタリア全土の中でも異邦人だ、ということがキーですね。彼はヴェネチア人だから。彼がヴェネチアに戻るという小説の一作を除いては、彼はアウトサイダーで、イタリアに住んでいるイギリス人と同じような視点をもって描かれています。ディブディンが本を書いたときにはイタリアに住んでいたからですね。本質的にイタリア人である、という部分もあれば、旅人としてのイタリア人であるという部分もあり、その辺はちょっと混乱しています。 ゼンは現地ロケでした。イタリアはどうでしたか? 警句がありますよね。それがどの程度本当かどうか知りませんが、でも確かにディブディンも書いていたことです。イギリスでは我々は法律を作ってルールは破る。イタリアでは、人々はルールを作って法律は破る。それから、決まり文句でいうように牝牛が帰るまで議論することもできる。それはイタリア社会で確証されています。彼らの政治スキャンダルでは、たとえばイタリアの首相は実際に法を破っている。しかしイギリスのスキャンダルでは、法に従っている人々がルールを破っている。イタリアでは、知っている限りではみんな肩をすくめてこんな風に言う。「そんなものさ」 ゼンのキャラクターでは、役を引き受けるうえでユーモアが決定的な要因だったと言っていましたね。なぜですか? 私が演じているキャラクターはユーモアが欠けているものばかりという記事を見つけたことがあって、そこには私がそれを見出そうとしてずっと努力しているとありました。演劇学校で私がおそれていたことは、俳優としての私のまじめさを誰も取り上げてくれないだろうということで、ずっとコメディーを演じ続けるんじゃないかということでした。だからドラマティックな役が回ってきたとき、私の頭の中にあった、そういう無名の観衆にポイントを当てて、どうにかそれを飛び越えました。全然考えても見なかったことですが、私はすっかり真面目なドラマのほうに押し込まれてしまったんです。私にとって一番やりやすくて面白く、楽しいものはユーモラスなことなんですよ。 牝牛 以下の内容は混乱してしまいましたが。。。すみません。 今まではルーファスのインタビューは、主語 「僕」 語尾 「~なんだ」 でやってきましたが、もはや僕って年でもなかろう、と 私 にしてみたんですがなんだか自分でしっくりきません。 次はまた 「僕」 になりそうです。でももういい年のおじさんなんだよなあ・・・。
by mifuyusasa2
| 2012-01-18 13:46
| Rufus Interview
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