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ルーファス・シーウェル: 主役に立ち向かう     その3

Independent の記事のさらに続きです。



シーウェルはここにきて多様化されてきた。
数本の映画が公開を控えている。
1900年代初頭のウィーンが舞台の 「The Illusionist」 において、彼はエドワード・ノートン演じる黒魔術師の敵役、レオポルト皇太子を演じるが、シーウェルはそのキャラクターを 「強烈に野心的で、嫉妬深く、偏執狂的で、悲劇的な人物」 として味わい深く演じている。
また英国の奴隷解放主義者ウィリアム・ウィルバーフォースを描いた物語の 「Amazing Grace」 では、ヨアン・グリフィズ、アルバート・フィーニー、マイケル・ガンボンといったキャストに混じり、「ストレート・ヘアの奴隷解放運動家」 というキャラクターである。

そしてこの俳優はロサンゼルスから帰ってきたばかりだ。そこではロマンティック・コメディーの 「The Holiday」 をキャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウらと共に撮影していた。
「僕はケイト・ウィンスレットが演じるキャラクターが別れようとしている、とてもチャーミングなロクデナシを演じているんだ」
と、シーウェルは楽しげに語る。

シーウェルはLAでの体験をとても「紆余曲折があった」と表現する。そして「The Holiday」撮影中のもっとも強烈な記憶は、サンセット・ブールヴァールのホテル・マーモントの部屋の中でのことだと主張する。
「6週間いて、週に1日しか働かなかった」
と、彼は振り返る。
「予算がぎりぎりでね。1週間で済んだはずの仕事なんだ。でも、こちらの都合でスケジュールを変えることなんてできないし」

彼はできるだけ質素に暮らそうとしたそうだ。
「好きなだけ飲み食いしたら、一週間で6000ドルをホテルに払うことになる。僕はコーヒーメーカーとパンとトースターを持ち込んで自分で朝食を作り、自分の部屋にいるみたいにして暮らしていた」
そして付け加える。
「僕の稼ぎをホテルにつぎ込むことがないように気をつけていたんだ。ケータリングにお金を使わないようにして、自分でケーキを買って帰ったりした」
彼は ソーホーの裏通りでの 「Rock 'N' Roll」 のリハーサルぎりぎりにイギリスに戻ってきた。

シーウェルはウェスト・ロンドンに住んでいる。
法的なパートナーとの間に儲けた息子のウィリアムとの関係以外では、彼の現在の生活の中心はキャリアを重ねていくことにある。
「芸能界慣れしてしまった」 と言う感覚にもかかわらず、彼は今までよりもいっそう自分のキャリアが望んでいたものに近づいてきたと感じている。
「今はとにかく楽しんでいるよ」
と、彼は言う。




けっこう堅実に暮らしているルーファスくんでした。
ホテルの部屋にトースターまで持ち込むというのは・・・今まで思いつきませんでした。。。


次で終わりです。
by mifuyusasa2 | 2006-07-21 20:35 | Rufus Interview
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