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The Big Interview: ルーファス・シーウェル その2

前回の続きです。


The Big Interview: ルーファス・シーウェル その2_e0024124_1904229.gif彼にとっては2度目になるストッパードの舞台だが、1度目は「アルカディア」で、1993年にナショナル・リッテルトンでの上演だった。それ煮より彼はローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされた。12年後、38歳になって 「潜在的にかなり強迫的な」 2度目の同じコンビを組むという経験の利益をこうむることになった。ストッパードと、監督のトレバー・ナンである。
ナンはこのような複雑な芝居を上演する上で一緒に仕事をするには特にすばらしい相手だ、とシーウェルは感じている。すなわち
「信じられないほど頭がよくて、抜け目ない男なんだ。彼は自分のことをいつも ばかなやつだ と言っているけれどね。彼は、俳優たちがちょっとたじろぐような言い方でこんなふうに言うんだ。 ”私はそうはとらないよ” 。僕にとっては、2つのこと側からなかったと認めた後に、3つ目のことは理解したというフリをしたくなる。1列に並んだ3冊の本のことを、3冊目の本は読んだ。といいたくなるような感じさ」
と、彼は笑う。

彼がナンについていっていることは、 シーウェルは同時に彼自身についても認めていることでもある。彼は自分の欠点を認めることができるという自信があり、それは心にもない謙遜ではなく、自分の欠点に才能と同じくらいに満足しているという点で。
彼は 「Rock 'N' Roll」 のプロットを説明しようとする。
「ちょっとだけ、僕のキャパシティーを越えているんだ。そうじゃなければ、僕はトム・ストッパードと同じくらい頭がいいってことになるからね」
彼は演技にそのうち影響を及ぼすことになるであろう、昔からの悪癖を直そうとしている。
今のところはうまくいっている?
「いや・・・ええと、うん。一度だけね」
彼は演技の前にはナーバスになることについて、正直に告白する。
「正直言って、リハーサル室から劇場に行くまでの間、ちょっとビビッたりするんだ」

しかし、彼はデューク・オブ・ヨークへ舞台を移すことや、期待の重さがかかっていること、ロイヤル・コートでの上演で評判がずっとよかったことについての心配はしていない。
彼にいわせれば、期待というものは、たぶんいいことなのだ。
「その利点は芝居の始まりで観客を満足させることができたということなんだ。むしろ最初にどう始めなければならなかったかというよりもね。本当は間隔があいた後は笑うことができるようになるんだよ。おしゃべりをしたり、ちょっと飲んだり、みんなが自分のことを気にいているかどうか判断したりね。最初のうちはちょっとみんなヒステリックになっているんだ」
実際、彼は期待されていると感じることは好きなようだ。
「だって、舞台が本当によかったということで、それを僕は誇りに思うし、だから僕は心配していないんだ」



悪習というのは、タバコのことでしょうか。
ハスキーな声もいいんですが、喉は大切にしなくちゃね。
でもきっと、緊張するとつい手が出てしまうんでしょうね~。
by mifuyusasa2 | 2006-08-16 22:13 | Rufus Interview
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