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Amazing Grace 公開日決定

Amazing Grace のトロント国際映画祭でのプレミアを受けて、アメリカでの公開日が決定しました。
2007年2月23日だそうです。
5ヶ月も先・・・。日本上陸はいつになるやら。
REUTERS 発表です。
British slavery drama set for U.S. release
(ホームページにリリースは2007年春と書いてあったのも、あながち嘘ではなかったわけで。。。気の長い・・・。)
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by mifuyusasa2 | 2006-08-31 15:03 | Rufus 新作情報

The Likely Lad  その2

e0024124_14473843.jpgCandis の記事の続きです。


彼はまたくすくす笑う。
スクリーン上で押しも押されぬスター、キャメロン・ディアスやジュード・ロウと共演する映画のアメリカでの撮影を終えたところだったが、彼はあんまりシリアスになったり、自信過剰になったりするような感覚を持たないように敢えて気をつけようとしている。

この何年か、ルーファスはタブロイド紙でケイト・ウィンスレットやエマ・トンプソン、マドンナ(ガット・リッチーの前で、彼女が言うには初めて彼を知ったのはそのときだったとか)とのロマンスがささやかれてきた。
ウィンスレットとだけは連絡を取り合っていたことは確かのようで、彼らは何度かデートをしたらしい。

1990年代前半、彼は女優のヘレン・マクロイと同棲、そして1999年にはファッションジャーナリストのヤスミン・アブダラーと結婚、しかし1年後には破局。
結婚が失敗した理由を尋ねられると、彼は一度だけこういった。
「それについては話したくない。ジャーナリストがなぜそのことを聞きたがるかはわかるけど、そういうインタビューを受けると僕は ’黙れ!’ と思うんだ。’いったい何様のつもりだ?そうなるべくしてなったんだよ’」

2年後、ライターでアシスタント・プロデューサーだった次のガールフレンド、エイミー・ガードナーが妊娠、2004年に彼らは結婚した。
彼は4歳になる息子のビリーを実に誇らしく思っているが、悲しいかな彼は最近エイミーと別居。インタビューが始まる前に、このことについては話題にしないようにと依頼を受けた。

彼の結婚が失敗した理由の一つには、ルーファスのこれまでのキャリアと人生の中でも、この時期の並外れた忙しさが上げられるにちがいない。
最後に休暇をとったのがいつだったか思い出せないと彼は言う。そして、彼は休みなく映画と劇場での仕事を続けているようである。
彼はこのところトム・ストッパードの新作「Rock’N' Roll」で主役を演じているが、これは映画の企画を中断して続けられている。

「映画の仕事を受けると、すぐに外国に行かなければならなくなるんだ」
と、彼はその断絶感を表現しようとする。
「本当は住んでいる所でのコミュニティーの感覚を意識しているわけではないんだ。それは僕の欠点なんだけれどね。僕は撮影のためにずいぶん長い時間をプラハやメキシコで過ごした。そんなわけで、ローカル・イベントに参加したりするように自分を持っていくことは難しいことになってしまったんだ」

家にいる時には、彼は一風変わった好みの車を乗り回すことが、何よりも好きだ。
最近まで、彼は1950年代にさかのぼるような旧式のブリストル411を運転していた。そして7年前にうっかりフィアット・ディーノを買わされてしまったとき、一週間しか耐えられなかったと、私はここでばらしてしまう誘惑に耐えられない。

彼が言うには、抜け目ないフィアットのディーラーにディーノはフェラーリだと言いくるめられたそうだ。そのひねくれたユーモアが彼にはウケ、ごく普通の車だけれど実はすばらしいかもしれないと思ったのだが、それを運転して家に持ち帰る途中で、壊れてしまった。
「それ以来、僕はその車は(フェラーリとフィアットの)両方の最悪のものの代表だったといっているんだ。フェラーリのエンジンは莫大なコストがかかるし、クラシックタイプのフィアットのメンテナンスには、もっとかかる。そのセールスマンにはめられた時には、僕もウブだったってわけさ」
と、彼は笑う。

「数日後にガレージで、この車は使い物にならなくて、フィアットのディーラーに返すべきだとはっきりわかった。それで電話したんだ。
その車は本当はフェラーリなんだと馬鹿げたことを言ったセールスマンは、振り返ってこういったんだよ。
’フィアットにいくら返して欲しいんですか?’
この生意気な野郎、と、僕は思ったね」

家庭生活について話すとき、彼は過去からエイミーの記憶を消そうとしているかのように、彼女のことを避けて会話をする。

「ビリーは地域の小さな保育園に通っている。そのあたりの学校はみんなよさそうに見えるんだ。でもその地域に、僕がどれくらい住み続けることになるかわからないんだ。将来の予測ができるかどうか、というのが問題だ。今後5年間で、自分がどこにいることになるかはっきりと予測できるような日は、僕がバスに轢かれでもする日だろうね。運命に笑われているような感じだよ」
と、彼は言う。

しかしそれにしても、運命にしろルーファス・シーウェル自身よりも先に彼を笑い飛ばすチャンスはないだろう。彼はいつも自分自身のことを笑っているのだから。






以上です。

車の事件は、フィアットをフェラーリだといわれて買った、ということなんでしょうか。
(わかりそうなものですが。)
フェラーリのほうが高いんですよね。。。不勉強で、ちょっとわかんないのでした。

ルーファスは過去の女性のことに触れられるのを嫌うようです。
とくにエイミーさんのことは、まだ傷口がぱっくり。なんでしょうね。

それからいつも気になるのは、彼のブレイク後、今まで出演した作品の中で、
「ブレス・ザ・チャイルド」
に触れていたインタビューは一つだけ(アメリカ、New York Timesのもの)、
「人食い人魚伝説」
「Victory」
「In the Savage Land」
に触れているインタビューって、ないんですよね。
Victory は、ウィレム・デフォー や サム・ニール と共演していたのに。。。

そんなわけで、このインタビューは終わりですが、まだ一つ残っていますので次はそちらを。
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by mifuyusasa2 | 2006-08-31 14:47 | Rufus Interview

トロント国際映画祭のオフィシャルサイトから。

Amazing Grace のページ ができていました。
ガラ・プレゼンテーションズ部門で、9月16日に2箇所で上映されるそうです。
ルーファスは重要な役回りだと思うんですが、評判がいいといいな・・・。
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by mifuyusasa2 | 2006-08-30 19:35 | Rufus News

The Likely Lad  その1

e0024124_1633259.jpgCandis 8月号のインタビュー
The Likely Lad
(頼もしいヤツ。とか、有望な青年。とかいう意味になりそうですが、いろいろ含んでいそうなのでこのままにしておきます)
の訳を始めたいと思います。
サイトは ここ だったんですが、次の号になってしまっているので表紙の写真はなくなっちゃったし、記事も短い紹介だけになってしまいました。
プリントしておいたものから訳していきます。


ルーファス・シーウェルと会うとき、2つのことに驚くことになる。
一つは、12年前にBBCの「Middlemarch」でロマンティックな主演男性を演じて大ブレイクしたときと同様の、虚無的で生意気そうな美貌を失っていないということ。
もう一つは、現実には彼は全然そのようなロマンティック・ヒーローらしくないということである。そして彼は、そのような誤解を晴らすために、全力を注ぐのだ。

実際のルーファスは、彼がこれまでに演じた、ドキドキするような2枚目から古典的な悪役までのいかなるキャラクターよりも陽気で生き生きとした若者に見える。
この38歳の俳優は、自分を笑いものにするような関係に相手を巻き込みながら批判をするのが好きだ。彼は、おしゃべりが好きなのだ。

たとえば挨拶の時、彼は熱烈な握手を交わし、その緑色の瞳に微笑を浮かべてじっと見つめていた。
そして生き生きとした会話に入ると、彼は車が好きなこと、ロンドンのシェパーズ・ブッシュにある自宅の周囲を買ったばかりのボルボC70のオープンカーを乗り回しているということを話すのだった。
私は彼に、周りに気づかれたことはあるかどうか尋ねた。

「ああ、そんな馬鹿なことはしないよ。もし誰かが僕を見ても、仕事で知っている相手のこともあるし」
と、彼は間髪をいれずにすばやく答えた。
「そういう時は、もっと他の、ありふれた理由で見られているんだと思うよ。たとえば、顔にタマゴサンドの残りがくっついているとか、そんなような」

彼は破顔一笑し、喉の奥のほうで忍び笑いをする。
彼のハスキーな声は、長期にわたる喫煙の習慣の結果だが、それは温かみを添えることも、恐ろしさを感じさせることもできるという柔軟性を加味することになった。
(最近では2001年の作品 「ロック・ユー!」 以降、完全に 「ほとんどささやくような」 その声を使って悪役を描き出すようになった。)

ルーファスはビートルズの「イエロー・サブマリン」の製作に携わったアニメーターの息子としてトウィッケナムで育った。
5歳の時に両親が離婚し、母は女手一つでルーファスと兄のカスパーを育てなければならなかった。
ルーファスが10歳の時、父親が死亡した。

ルーファスのワイルドな青春時代の数々・・・学校をサボり、ドラッグを試し、ちょっとした万引きを続け。
「そういう話は、まあ、ほとんどが本当だよ。でも青春っていうのは青春さ。いたずらしたり、髪を染めたり、馬鹿みたいな格好をしたり。そんなものだろう?そういう類のことと変わらないよ」

肉体労働や大工のアシスタントとしての仕事を短期間経験したのち、18歳の時、彼は ロンドン・セントラル・スクール・スピーチ&ドラマ に通い始めた。その間、お金がなくてクッション倉庫に寝泊りしていた。
追い出されそうになるまで、彼はそこに起居し、食べ物を盗んで生活しながら通学し続けた。そしてこの頃、彼は身を入れるようになり、何かを示そうとし始めた。

卒業すると、彼は主に劇場とテレビでの仕事を始め、5年後には国内で名声を得ることになる、「Middlemarch」 でヒロインの心を射止めるウィル・ラディスロウの役にたどり着いた。
しかし彼のバイロン的な巻き毛と印象的な頬骨により、彼は古典的で憂鬱な、ロマンティック・ヒーローとしての型にはめられることになった。

最終的に、そういう周囲の期待から抜け出すような、ありふれていない映画をつかむまでに何年もかかった。
それは 「ロック・ユー!」 でのアダマー伯爵を演じたことで、これまでの印象から持たれていたステレオタイプからは解放されたが、このキャラクターでの成功は今度はまた同じような役を期待されるという結果になってしまった。ハリウッドの完璧な悪役である。

昨年、彼は再び伯爵を 「レジェンド・オブ・ゾロ」 でアントニオ・バンデラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズに対する悪役として演じた。
ごく最近公開された映画では、アイルランドのラブ・ストーリーを神話時代に置き換えた 「トリスタンとイゾルデ」 で、彼は予測していた以上のものでこれからの道を切り開く役を演じる機会を得た。
ただ、興行収入があまりよくなかったというだけのことに過ぎない。

「あの映画には、ステレオタイプの悪役がいないんだ。もっと複雑なんだ」
と、彼は言う。(観客動員のためのあがきの一つかもしれない)
「少なくとも僕にとっては、馬の上から人を見下すような、これまでの傾向を終わりにすることだった。僕はいい役だと思ったし、とても楽しかったよ。僕は友達にジョークを言うんだ。やっとまた笑えるようになった。それだけでもすごいことだよ。って」




今日はここまでにします。3分の1くらいは訳せたでしょうか。
例のステレオタイプの泥沼の話でした。
車好きというのは初めて知りました。
それから、 「トリスタンとイゾルデ」 ・・・興行成績はよくなかったんですね。。。
(そうじゃないかと思っていたけど。)
でもルーファスは飛び切りかっこいいですから、みんなで観に行きましょう。
目元だけで演じる表情なんか、いつの間にこんなに芸達者に・・・と思うほど素敵でした。
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by mifuyusasa2 | 2006-08-30 16:03 | Rufus Interview

「Rock 'N' Roll」 出演者のディスカッションより抜粋

e0024124_1520117.jpg先日消えちゃった記事、気を取り直して再度挑戦します。
8月11日付の Whatson.com の記事
Rock Cast Share Views on Stoppard at WOS Event
より。
ルーファスのほかに ブライアン・コックス、シニード・キューザック、アリス・イヴ、ピーター・サリヴァン、ニコール・アンザリ が参加したディスカッションで、ここではルーファスの言葉を紹介させていただきます。



(脚本を読んだ時の最初の印象)

 僕はシニードと同様、全部は理解していなかったけれど、理解できるようにみんなで一緒に仕事をしなければならなかった。


 トム・ストッパードの脚本がドアから投げ込まれたら、封筒を開く前にほとんど 「イエス」 と言ってしまいそうになるんだ。
せりふは、なんというか要点をついているし、前にトムとトレバーと一緒に仕事をしたことがあるんだけれど、リハーサルが始まると自分にとって全てがわかってくるような、すごい成長の瞬間があるということも知っていた。
だから僕は、理解していることと説明を受けたことの間にギャップがあったけれど、「イエス」 と言ったんだ。
リハーサルの前に、何週間も何週間もかけて一緒に話し合ったことが役に立った。
たった一つのせりふにも、最初に考えたよりも思考との関係に隔たりがあったりして、でもそれがはっきりしてくるまで考え続けなければならないんだ。


(劇中で扱われる ピンク・フロイド のメンバー、シド・バレット が7月に急死したことについて、演技に影響が出たかどうか)

 彼が亡くなった晩、舞台に上がる直前に知ったんだ。
「シド・バレットがまだケンブリッジにいたとしたら?」 というせりふで、本当に幽霊でも出てきそうな気がした。その晩に限っては、そのせりふにはいつもと違う感じがしたよ。

(チェコ訛りのアクセントについて)

 このところ何年間か、プラハで仕事をしたことが役に立った。
考えてみると、僕はそこで6つの作品に携わってきたんだ。プラハについて特に何かやってきたわけじゃなくて、ただそこでの撮影なら経費が浮くというだけの理由なんだけれどね。
3つの映画については、同じスタッフと何度も何度も何度も立て続けに仕上げて、そこの人たちのアクセントは、僕にはとても耳ざわりがよかったんだ。
チェコではたった二つの言葉を教わっただけで、一つは ビール で、もう一つは 馬 で・・・。でも 馬 ってなんだったか、忘れてしまった。
でもとにかくプラハでみんなと一緒に何年か過ごしたんだ。
4つの仕事で運転手をやってくれたのは同じ人物だったし、彼(の言葉遣い)にここではずいぶん影響を受けている。
コミュニケーションの中で、相手にわからせようとして試してみる口癖なんかが、たくさんあったよ。




以上です。
あれ?
消えちゃったときはずいぶんな量だったと思いましたが、こうして見るとたいしたことないですね。
ガックリしたのになー。


最後の部分、プラハで撮影したのは近作からさかのぼると
「The Illusionist」
「トリスタンとイゾルデ」
「Charles II: The Power & the Passion」
「ロック・ユー!」
の4本まではわかりましたが、あとはちょっとわかりません。
チャールズのときにプラハでクマを助ける基金を作ったというし、ルーファスはプラハと縁が深いようです。


このところルーファス記事は 「The Illusionist」 についてのものばかりです。
評判がいいようです。日本での公開も期待できるかも。

つぎは先日ご紹介した雑誌の表紙にルーファスが載っていた、その中身の記事です。
今までのインタビューと重なる部分も多いのですが、知らなかったことも載っていたので3~4回に分けて訳します。
インタビュー記事ばっかりになってすみません。
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by mifuyusasa2 | 2006-08-29 15:20 | Rufus Interview

また。

前にも一回やったんですが、
ルーファスのインタビュー記事の訳が消えました。
脱力のあまり笑っているところです。
どのキーを押しちゃったのか、私のせいです。。。
仕方ないから、今日の一枚。
e0024124_17192656.jpg

アップです。
(証明写真みたい。)
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by mifuyusasa2 | 2006-08-27 17:19 | 余話・雑記

9.11とルーファス

Yorkshire Post Today

Yorkshire star to write 9/11 poem
という記事によれば、


ヨークシャーのハダースフィールドで生まれ育った詩人のサイモン・アーミテージがチャンネル・ファイブの依頼を受け、ニューヨークのツインタワーで9/11に仕事をしていた架空の貿易家を主人公にしたストーリーを書き、その中で人々が命を失っていく様子を描いたそうですが、そのナレーションを ルーファス・シーウェル が担当しているそうです。
インデペンデント系のシルバー・リバー社が製作し、9月11日にC5でオン・エアされるそうですが。


同様の記事は
Poet to mark 9/11 anniversary on Five
にも。

チャンネル・ファイブ のホームページは ここ ですが、それに関するニュースはまだ載っていないです。
tv listnings という項目はあるのですが、どうもオンラインでは見たり聞いたりできないみたいです。残念。
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by mifuyusasa2 | 2006-08-24 14:16 | Rufus News

トロント映画祭に。

トロント国際映画祭に、
Amazing Grace(オフィシャルサイトは ここ。)
が出品されるらしいです。
この記事にはトップに出ています。なんかあいまいな表現をしていますが。
Toronto Has "Good Year," Closes with "Grace"
それから この記事
やっとお目見えですねー。
取り急ぎ。


追記:
トロント国際映画祭のオフィシャルサイトは ここ です。
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by mifuyusasa2 | 2006-08-23 20:27 | Rufus News

「トリスタンとイゾルデ」 の公開日

オフィシャルサイト では

から
10月
に変わっていました。
しかし日付と公開劇場の詳細はまだです。
はやくー。
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by mifuyusasa2 | 2006-08-23 16:11 | Tristan + Isolde

New York Times の記事: 悪役としての姿に隠された性格俳優

New York Times ご本家の記事は有料になってしまっていましたが、
Tackling life, reluctantly, as a leading man
というタイトルで International Herald Tribune, France の記事が同じ内容で閲覧できます。ここ
写真がないのが残念ですが。

e0024124_18215729.jpg執念深く先入観を持たない刑事を、どちらかというと演じたいと思っていたルーファス・シーウェルにとっては残念なことに、今度公開される「The Illusionist」で、それはありえないことになってしまった。

その映画の監督で脚本家のニール・バーガーは、
「私はこんなふうに言っていたんだ。’ルーファス・・・’」
と、拗ねた子供に基本的なことを教え込もうとする、甘い親のような声を出してみせた。
バーガーによってシーウェルのために用意されていた役は、忍耐力のない皇太子レオポルドだった。

ポール・ジャマッティによって演じられる刑事は、
「もっとクロード・レインズみたいなタイプで」
と、バーガーはニューヨークからの電話で話し続けるのだった。

そして彼は、シーウェルにとっての殺し文句を持ち出した。
「ルーファスは、主役以上の男なんだ」

誰もが、シーウェルが持つ主役としての力強さというような問題を抱えているのかもしない。

彼のような強烈な美貌、フサフサとした黒い巻き毛、大きなへイゼル・グリーンの目を望まず、恐ろしいほどの嫉妬も感じないという俳優がいるだろうか?
しかし彼の内部には、そういうものから脱出しようとし、性格俳優であることを望む、今の状況への不適応のようなものが潜んでいる。
それはビッグ・スターダムを避け続けたのと同様の、シーウェルの頑固さであるのかもしれない。

「僕は自分が明らかに俳優であり続けるための唯一のことは、僕が変わることができるという事実だと考えていた」
と、最近シーウェルは語った。
彼は自分のキャリアについて、ステレオタイプとの闘いだったと述べている。
「最初は馬に乗ったジゴロ、次に悪役、それから国王というようにみなされてきたんだ」

多様性についての彼の渇望により、彼は短編やナンセンスな映画、ハリウッド・コメディー、テレビの時代劇、そしてウエストエンドの舞台出演と仕事を続けることになった。

e0024124_18584511.jpg今月アメリカで公開される「The Illusionist」に加え、彼はトム・ストッパードのヒット中の新作「Rock’N' Roll」で、イギリスにおける音楽好きのチェコ人の留学生で、1968年のソビエトのプラハ進行のさなかに帰国するジャンを演じ、幻滅と喪失、そして最終的な希望のドラマを演じている。

神秘的な過去と合理的な未来の間を行きつ戻りつしていた19世紀のウィーンを舞台とした「The Illusionist」 の後には、シーウェルはマイケル・アプテッド監督の映画「Amazing Grace」で奴隷廃止論者トーマス・クラークソンとして登場することになる。
彼はグレーのストレート・ボブのカツラをつけたそうで、
「世界中で、あれほど僕に似合わないものはないね」
と、嬉しそうに言った。

そして彼はナンシー・メイヤーズ監督、12月に公開されるロマンチック・コメディー「Holiday」で、彼の言うところの 「a heel (卑劣なやつとか、ゲスとかいう俗語のようです)」 、つまりケイト・ウィンスレットのおかしくて卑劣な元ボーイフレンドを演じる。

38歳のシーウェルは、今の仕事は確実にあるべきところにある、と語る。全てにおいて。
「僕のキャリアは自分がいつもこうありたいと思っていたあり方でいきなり始まって、 ただ成功したというわけではないんだけれど、そしてこれは僕がいつも突破しようとしてきたことであるんだけれど、いろいろなメディアでいろいろな役を演じようとしてきたんだ。僕は精神的にフラストレーションを感じていた。みんなが実際の僕と違うものを僕に見出そうとしていたからね。そのうち、箱の隅っこに追い詰められていることに気づいたんだ」

イングランドのトウィッケナムで、若くして死んだアニメーターと、必死で働く母の間の息子として育ったシーウェルは、少年時代を髪を突飛な色に染めたり、なれもしないものになろうとして無為に過ごした。
「フーリガンというより、浪費家でナマケモノだったんだ」

鋭い眼識を持った教師が、彼の才能を見出してドラマスクールへの資金を貸した。
そして、学生たちの自主製作劇「Camile」で若い貴族としての役を得、自分の見た目がどのような影響力を持つのか知ったのだった。

これまでに彼は何度かホットな役を得ている。
最初は1993年、トム・ストッパードの舞台「Arcadia」における、先々隠者となるセプティマスの役だったが、この役を勝ち得るために彼は何人かの有名なライバルたちを下したのだった。
「Rock 'N' Roll」の話が来たとき、
「ルーファスは我々にとって第一条件だった」
と、ストッパードは言った。

ストッパードにしてみれば、この舞台はいろいろな意味を持っている。音楽、愛、裏切り、そして狂信者と反抗者両者の中での共産主義の腐敗の問題を含んでいる。
25年間の緩慢な年月の喪失を耐えるジャンとして、シーウェルはそこで単に中年になるというだけでなく、人生において勝ち取ったもの全てを見せなければならない。

「劇の最後の部分では、50歳くらいなんだけれど、 むしろ彼は動揺しやすくなっているんだ。本当に胸を打つよ」
と、ストッパードは語った。
シーウェルの準備活動について、彼はこういう。
「彼は静かに、ずっと一人で考え続けていた」

シーウェルはロマンチック・ヒーローとしての自分に対抗する活動を「Arcadia」終了直後という、キャリアの中でも早い時期に始めている。
彼はスクリーンでも成功を収めた。
英国のテレビミニシリーズ「Middlemarch」ではセクシーで頭の切れる理想主義者ウィル・ラディスロウを、「Cold Comfort Farm」では野暮ったい口下手なセス・スターカッダーを演じた。
ごく最近では、BBCのミニシリーズ「CharlesⅡ:Power and Passion」で心理的に多様な面を持つ君主を完璧に演じている。

e0024124_18222080.jpg「The Illusionist」の主役は謎めいたマジシャンであなどりがたい対抗者を演じるエドワード・ノートンだが、そのことはシーウェルの性格の反映として明らかになる。
シーウェルは非常に知性的で恐ろしく悪魔的な皇太子レオポルドを演じることに同意した。
キャラクターに好奇心をそそられたためだが、またいつもの悪役だと思われるのではないかと焦燥も感じたということだ。

「そしてその後、彼が本当に悪人だったのかどうか、などなどなどのことについて議論をしたんだ」
と、シーウェルはバーガーについて話しているときにそう言った。
「でも僕としては、レオポルドは実際はとても複雑で、悲しいキャラクターだと思うんだ」

ハリウッドは実際のところシーウェルの好みに合っていたことは一度もないが、数年前に彼は妻と一緒にロサンゼルスに住んだことがある。
2人は以後別居しているが、 彼らの間には4歳の息子ビリーがいる。

彼らはかつてロック・ハドソンのものであったと云われている、サンセット・ブルーバードの家を借りて住んでいた。

そこに到着した2週間後、彼は「CharlesⅡ」のキャストの話を受け、撮影のためにヨーロッパに戻らなければならなかった。
「CD3枚とスカーフをしまうだけのために、ずいぶん高い家賃を払ったものだよ」
と彼は言った。

それだけでなく、ハリウッドで大きい役を得るチャンスはじきにやってきた。
「いつも気分が変わるという自分の性格は承知しているよ」

ハリウッドでの成功のために妥協をするということを彼は望んでいないが、役を選ぶ自由があるというのは大好きだ、と彼は言っている。

「たまたま当てられた機会で、たった3回くらいほめられただけ」
と、頭上に輝く栄冠について彼は主張しているが、シーウェルはこの虚飾の多い芸能界において、実に謙虚である。

e0024124_1825798.jpgもし彼が自分の生活のことを忘れてしまったとしても、息子のビリーが父親についてなんといったかを思い出すことができる。
シーウェルはそのとき、「レジェンド・オブ・ゾロ」の撮影をしていた。
そしてビリーはこう説明したのだ。
「パパはおまるの練習させるんだ。それで、ゾロっていう友達がいるんだよ」




以上です。

一気に訳しました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。お疲れ様でした。
疲れてお腹がすきました。。。
何か甘いものでも食べてこようっと。



追記:
入力・変換ミスがいっぱいあったので、直しておきました。
恥かしいったら・・・。
(まだあるかも。)
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by mifuyusasa2 | 2006-08-23 15:37 | Rufus Interview