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トロイ・ザ・ウォーズ Helen Of Troy 2003年

紀元前12世紀。トロイの王子パリスは、国を滅ぼすという予言によって捨てられる。
羊飼いに拾われ、美しく、たくましく成長したパリス。
女神たちの争いを判定したことで、美女ヘレンと恋に落ちる。
パリスは王子として再びトロイの王家に迎えられ、ヘレンはスパルタ王メネラウスの妻となって彼らはめぐりあう。
そしてパリスはヘレンを奪い、トロイに連れ帰った。
それが発端となってエーゲ海の盟主アガメムノン王(ルーファス・シーウェル)は大軍を擁してトロイに攻め込み、10年にわたる戦争が始まった・・・。
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175分。(長い~)アメリカのケーブルテレビが放送したミニ・シリーズです。
アメリカではギリシャ神話用の教材として学校で使われているとか。
ホメロスの物語にかなり忠実。・・・らしいです。

「バイオ・ハザード・アポカリプス」の シエンナ・ギロリー (「キス・キス☆バン・バン」が好きでしたが)がヘレン、トロイ王プリアモスを ジョン・リス・デイヴィス (「ロード・オブ・ザ・リング」のギムリ) ステラン・スカルスガルド (「キス・キス☆バン・バン」 「キング・アーサー」) がテセウス、と、なかなか豪華キャスト。
なかでもルーファスは、弟メネラウスの妻ヘレンに邪恋を抱く悪役、かつ冷徹で非情な王の役を隙のない演技でこなしておりました。
風が凪いで船団を出せず、娘をいけにえにしなければならなくなったとき。
そのときの、静かで緊迫した悲しみに打たれました。

メネラウスが優柔不断なところのある優男で、しかし最後は懐の大きい(タダの未練かも)ところを見せるのもよかったですし、狂気の王女カッサンドラもすごい。(怖い・・・。)

大作映画「トロイ」は戦闘場面の迫力で勝っていますが、ストーリーのきめ細やかさではこちらのほうが見ごたえがあります。

ルーファス。
王自ら敵地に侵入し、剣を取って闘うところもよかったなあ・・・。
by mifuyusasa2 | 2005-07-25 10:11 | Films2000~
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