12月17日付、The New Yorker の
PLAYLIST という記事は、現在上演中の 「Rock 'N' Roll」 に絡め、ルーファスの音楽の嗜好についてのインタビュー記事です。 誰しも音楽生活があり、あるいは音楽の中での人生がある。ルーファス・シーウェルの音楽生活はこのように進んでいる。 「フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャーズ、エルヴィス、ビートルズ、ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、クラス、キリング・ジョーク、それからまたエルヴィス、ビーバップ、冗談以外ではカントリーやウェスタンは聞かなかった」 シーウェルはブロードウェイのジェイコブス・シアターで上演中のトム・ストッパードの舞台 「Rock 'N' Roll」 のスターで、その音楽生活のプレイリストの中で、ストッパードのそれと違った特徴を見せている。それは、たとえば 「ボブ・ディラン、ストーンズプラスティック・ピープル・オブ・ザ・・ユニバース、ベルベット・アンダーグラウンド、ピンク・フロイド、グレートフル・デッド、ビーチ・ボーイズ、U2、ザ・キュア、そしてまたストーンズ」 ロック・ミュージックは、とくにピンク・フロイドのリーダーだったシド・バレットのブレイク後、マルキシズムのある種のメタファーとして受け止められ、そして夜毎に、各場面で、にぎやかな曲目でジェイコブズは埋め尽くされる。 1968年の、ソ連のチェコ侵攻後のプラハに戻ろうとするケンブリッジのチェコ人留学生、続く20年間を思想とレコードコレクションの崩壊の両方に耐えることになるジャンとして、シーウェルが何百回も耐えているサウンドトラックである。 「劇中の音楽はずっと好きなものだったから・・・ストーンズとか、ベルベット・アンダーグラウンドとか・・・だから大丈夫だと思っていたんだけれど、これからずっと嫌いになりそうだ」 と、2回の舞台のあとの水曜日の朝、彼は言った。 「今までそんなことがおきたことはなかった。でも確かだと言いきれる。この音楽は、今では僕の人生の今このときにしっかりと固定されてしまっているんだ」 シーウェルは40歳のイギリス人俳優で、ハンサムで、おしゃべりで、ぶっきらぼうだ。 アメリカ人の映画好きには、彼は時代物の作品でした知られている。彼の最初の、そしてもっとも固定化された行き詰まりとなった問題で、そのキャリアの中で(少なくとも彼はそう感じているのだが)それで一杯一杯だった。 ・・・として今までのインタビューでもあった彼の苦労と、それから生い立ちが少し語られ、お父さんが 「イエローサブマリン」 のアニメーターだったこと、そしてボヘミアンな生き方の影響を与えたことを述べています。 14歳の時、ルーファスはボウイをまね、「ファット・ホワイト・デューク」と名乗って前髪を金色に、トップをオレンジに染め、1974年のドラッグまみれだったボウイの生活まで真似たそうです。 彼のアメリカ音楽への興味は初期のファンクとグルーヴに限られており、 「初期のスティービー・ワンダーにはまった」 と言っています。 バンドでは少しピアノを弾いたこともあるらしいですが、主にドラムだったそうです。13歳でドラマーデビューした、ということです。 音楽はバックグラウンドであり、それを聴いたり、あるいは逆に無視していたりした頃にフラッシュ・バックさせる、とルーファスは言っています。 ソフト・セルのTainted Loveを聞くと、14歳のころに戻ってしまう、と。 シーウェルは続ける。 「僕にとって、ピンク・フロイドは今でも強いクスリの煙を吸い込むようなものなんだ。実際、「Dark Side of the Moon’(邦題 狂気)」を聞いたのは数年前だけど、パニックのような衝撃だった。石で打たれたようなフラッシュバックがあった。というのも、マメの袋の上で暮らしていた部屋のことをくっきり思い出させられたんだ」 それは16歳の時のことだった。 途中、略させていただきましたが、そんな内容のインタビューでした。 でもルーファス、40歳という年のワリにはクラシック・ロック好みですね。 イギリスの少年はそうなのかなあ。 ツェッペリンとかパープルとかがないのが、ヘビメタ好きの私としては惜しいです。 このインタビューのイラスト、デフォルメするにしてもこれはちょっときつい。 似てます? ところで 「Rock 'N' Roll」 のサウンドトラックを作るとか、そういう企画があればいいな、と思うんですが。。。
by mifuyusasa2
| 2007-12-19 10:54
| Rufus Interview
|
ルーファス・シーウェル関係
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